2012.9.21 (Fri)

畠中恵さんの時代物

ちょっと時間ができたので、久しぶりに文芸ものに手を出してます。
「しゃばけ」シリーズでおなじみの畠中恵さんの2作品。

「まんまこと」
読もう、読もう、と思って、ずっと部屋にほかしてあったのを、やっと読了。
名主の跡取りが、町の問題を解決していく、短編集っぽい話。
ちょっと切ないような酸っぱい感じが良かったです。

で、もうちょっと読みたいと思ったら、「しゃばけ」シリーズ11弾「ひなこまち」が出ていることを知り、24H営業の山下書店へ直行。

「ひなこまち」シリーズの人気キャラ活躍のエンターテインメント方面でしたかね。何冊か前にあった「ハッ」とさせる切ない話や、大がかりなトリックよりは、ちょっとストレートに出来事を楽しむ感じでしょうか。
シリーズものは、キャラの個性に頼ってしまうと面白くなくなる、なんて持論があるんで、今後もお話が面白いまんま続いてくれたら嬉しいです。

「まんまこと」の麻之助も「しゃばけ」の一太郎も、主人公の性格設定がおんなじやん、とか思うんですけど(ケンカが強い・病弱という違いがあるけど)、まあ、そこはいいんです。2冊とも楽しめました。
染井のあたりに住んでいて、神田のあたりで働いていた身としては、地名に愛着があって、そこも楽しめる要因なんです。
「しゃばけ」で妖たちとおやつを食べるシーンは毎回食欲を刺激してくるんですけど、今回も、途中でコンビニいなりずしを買ってきちゃいました。

「まんまこと」はシリーズ2弾の「こいしり」があるんですね。これから読みます。
……で、助六寿司買ってきちゃった。
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