2017.1.9 (Mon)

MIDIマージャー

どうも。Windows Meでしか動かないレガシーソフト「EZ Vision」じゃないと曲が作れないぼくです。こんにちは。

さすがにWindows Meのネイティブでマシンが組めるようなパーツの確保はしんどくなってきているので、VMWareの仮想マシン上で動かしています。
ただ、仮想環境上では再生のタイミングがぶれることがあって、録音時にはホストマシン上の別のソフト・別のMIDIインターフェイスで再生させてます。
……という配線変更をしたときの配置図変更(が鉛筆書きで)。

仮想Meマシンにつないでいる(認識させている)MIDI Express XT(MXPXT)と同じ構成で、ホストマシンからYAMAHA UX256を使ってSC-88ProとSD-80のMIDI IN Bに送信するように。使っていなかったXV-5050は配線撤廃。
AP2496はレコーディング用のマシンのオーディオデバイスで、同期させながら録音するためにMIDIクロックを送るのね。これはホストUX256からだけ送信させるように変更。
ピアノ音源としても使っているSX-P30(デジタルピアノ)にはMIDI INがひとつしかないので、UX256の出力3からMIDI Express XTの入力4につないで、仮想Meを経由して鳴らしてみたのでした……しかーし、やっぱり微妙に遅延する!(そりゃそうだろ)

そこでこの、1つしかないSX-P30のMIDI INになんとかならんかなあ、と調べていて、MIDIマージボックス・MIDIマージャーなるものの存在を知りまして。
2入力のMIDI信号をまとめて1つにしてくれる機器。


KENTON MEREGE-4 MIDIマージボックス




MIDI Solutions MultiVoltage Merger


へー、こんなんあるんだ。ランニングステータスの処理とか大変そうねえ。

【豆知識】ランニングステータスとは
MIDIの命令は、
「1チャンネルの音を鳴らすよ・ドの音だよ・強さは127だよ」
「1チャンネルの音を鳴らすよ・ミの音だよ・強さは100だよ」
「1チャンネルの音を鳴らすよ・ソの音だよ・強さは80だよ」
なんて感じで送られるけど、↑こういうつながりの場合「特になにも言われなければ前と同じ」ってことに決めておくことによって「1チャンネルの音を鳴らすよ」を毎回言わないようにすることでデータ量を減らせる、みたいな仕組み。
前にMIDIのファイル形式を解析したときには、データ量が減る代わりに処理が煩雑なんで厄介な仕様だと思ったけど、演奏に送るシリアルデータを減らすことで遅延を防げるなら大事なことなのかもしれないですねー。

で、ちょっとKENTONの方が高いからMIDI Solutionsのにしようかなあ……電源不要?
MIDIって電源供給なんかしてるんだっけ? と調べたら4PIN目は5Vの供給なんだそうで。そうなんだ。へー。

それなら、と、電源不要のMIDI Solutionsにしてみました。

こんなんでいいかな?(配線表更新)

無事「ピアノだけ遅れる」ってのが改善されたぜーっ。
(しかし、なんかほんとにレガシーな環境ですなあ)
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