2020.11.16 (Mon)

Windows10 A2DPシンク

たまーに(結構な頻度で)Bluetooth音楽を聴く仕組みをアレコレ考え直したくなるあたしです。どうもっ! これまでも「無線超快適だぜー!」と「やっぱ有線の安定感よ」を繰り返したりしてここまで来ました。これまでいろいろ機器の変遷がありまして……。

iPod nano 第7世代を有線のイヤホンでしばらく使ってました。

Amazon.co.jp: Apple iPod nano 16GB 第7世代 2015年モデル スペースグレイ MKN52J/A


ただ、どうしても腰のあたりに装着したiPodから耳まで有線で伸ばしているのが邪魔だし、何かに引っ掛けたりする。主に家のドアノブとか。

そういうときウズウズとうずくのがBluetooth無線化欲⚡(これが、まあ、良くないっちゃ、良くない。いや、良い。)

このJBLのTUNE 110BTなんていうのを試してみる。

Amazon.co.jp: JBL TUNE110BT Bluetooth イヤホン ワイヤレス/マイクリモコン付き/マグネット搭載 ブラック JBLT110BTBLKJN 【国内正規品/メーカー1年保証付き】: 家電・カメラ


(カラーリングが黒とオレンジのツートン基調で、この組み合わせは信仰する宗教の都合上許されないカラーリングなので、イヤーチップをSONYのものと交換して使ったりする🐯)
Bluetoothはペアリングする機器の低い方のバージョンに合わせて接続されるので、これはBluetooth4.1のヘッドセットだけど、低い機器に合わせて、iPod nanoの4.0で接続される。

これが、池袋や新宿の駅ホーム、池袋五差路なんかWi-Fiの多いところ、向かってくる湘南新宿ラインの影響(スマホ使ってる人が多すぎる?)でブツブツブツブツ音飛びする。で、有線に戻ったり、また無線化欲がうずいたり。

この音飛びは、Bluetoothのバージョンなのかなー、と、いろいろ調べてみる。

Bluetooth - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/Bluetooth
によると。

4.0
従来からの Bluetooth Basic Rate/Enhanced Data Rate (BR/EDR) に加えて、BR/EDR に比べ大幅に省電力化された Bluetooth Low Energy (LE) が追加された。Bluetooth SIGが公開する資料によれば、ボタン電池1つのみでも数年駆動可能としている。転送速度は1Mbpsだが、データパケットサイズが8 - 27オクテットと非常に小さくなっている。これは、例えば家電製品などに搭載されたセンサとのデータ通信に向けた仕様となっている。この点が BR/EDR と方向性が異なっており、互換性が無く、ベンダは BR/EDR と LE をそれぞれ目的別に採用するものとされている。ホスト側は両方を組み込んだ「デュアルモード」を実装できる。
BR/EDR に ATT and GATT over BR/EDR を追加。
2009年12月公開。

4.1
Bluetooth Low Energy に モバイル端末向け通信サービスの電波との干渉を抑える技術、データ転送の効率化、自動の再接続機能、直接インターネット接続できる機能、ホストとクライアント同時になれる機能、が追加された。

4.2
Bluetooth Low Energy に Data Packet Length Extension を追加し、通信速度(アプリケーションスループット)が260kbpsから650kbps[15]に2.5倍高速化。Bluetooth Low Energy が IPv6/6LoWPAN でインターネット接続できるようになる。

なるほど💨
ということで4.2に期待して乗り換えたのがWalkman。NW-A45ってやつ?

Amazon.co.jp: ソニー ウォークマン Aシリーズ 16GB NW-A45 : Bluetooth/microSD/ハイレゾ対応 最大39時間連続再生 2017年モデル グレイッシュブラック NW-A45 B


2019年8月ぐらいに乗り換えた。iPod nanoも新機種が全然出なさそうだし、活発に新機種が発表されているWalkmanに乗り換えようかな、ってのもあって。
で、中古で注文してみたらすげー傷だらけのが届いたw いやー前の持ち主さん使い込みましたねー。転んだりした?(大丈夫っすかー?w)

ヘッドセットもBluetooth4.1から4.2にしないといけないので、これ。

Amazon.co.jp: HAVIT I39 BluetoothスポーツイヤホンV4.2 人間工学設計 マグネット搭載 ヘッドホンiPhone、HuaweiおよびSamsungなどAndroidスマホん用の内蔵マイクハンズフリー通話10時間連続再生ワイヤレス イヤホン[メーカー18ヶ月保証](ブラック)


HAVIT I39ってやつ。安価でいいっ(・∀・)ノ
このBluetooth4.2接続は中々のもんで、音飛びの頻度が結構減った。SDカードが使えるので、将来的な容量の心配も要らないし、オースバラシー!

……ということで使い続けていたものの、あたしの持ち歩き音楽ライブラリはMacのiTunesにどしどしと膨大に溜め込んでしまっているので、これをWalkmanに転送するのがちょっと手間だし、SONYの提供するMacのアプリはいつもスマートじゃないし、あたしはあんまり季節はずれの曲がランダムで流れるのがイヤなもんで、例えばKinKi Kidsの「夏の王様」とかは「Summer」ってライブラリにブチこんで、季節ごとに同期するライブラリを変えることで回避してるんだけど、このライブラリを切り替えたりするのがiTunesだけでなんとかならないと億劫で……ってことでやっぱりApple回帰する決意を固めちゃったりする。

で、iPod touch 第7世代。やっぱiPodでしょー(ウキウキ)

Amazon.co.jp: Apple iPod touch (32GB) - シルバー (最新モデル)


Bluetoothが4.1に落ちるんだけど、さっきのWikipediaによると4.1でスマホとかLTEとかとの干渉を軽減したって書いてあったので、まあ、いいんじゃないかと乗り換え。これが2020年5月ぐらい(細かく刻むぜっ)

これが、しばらくは快適だったんです。しかし、それはコロナの影響で、自分自身も外出機会が減ってたし、出掛けても人がまばらでそんなにチャンネルの混雑がなかったというようなことだったのかもしれない。街に人が戻りはじめれば、やっぱり池袋やら新宿やらブツブツ切れまくって困ったもんで。そんなに4.1→4.2で変わってたのかー。そうかー。

iTunesを使いたいならiPodと言いたいところなんだけど、iPod touchもAppleはあんまり力を入れてないのか、Bluetoothバージョンは4.1で頭打ち。しかたないのでiPhoneかー、iPhoneなのかー、っと。
iPhone6とか7あたりは4.2みたいだけど、ここは一気に5.0を試してみようか。

5.0
Bluetooth Low Energy のデータレートが2Mbps, 1Mbps, 500kbps, 125kbpsになり、2及び1Mbpsは従来通り到達距離が100m、125kbpsは到達距離が400mとなった。

うんうん。ってことで、やっぱiPhone8でしょー(ヒャッホーイ!)

Amazon.co.jp: Apple iPhone 8 SIMフリースマートフォン 64GB シルバー (整備済み品)


音楽を聴くだけだから赤ロムとか関係ないし、これも中古で買ってみましょうっ、て注文したら(Amazonのリンク貼ってるけど、じゃんぱらで買った)、これは結構キレイなのが届いてうれしい✨ これが2020年の10月末(刻め刻めw)

5.0でペアリングをするためには、ヘッドセットも5.0にしないといけないので、これも購入。

Amazon.co.jp: 【令和進化版 Bluetooth 5.0】Bluetooth イヤホン スポーツ ワイヤレス イヤホン Xunpuls Hifi 高音質 運動 ブルートゥース イヤホン IPX6防水 10時間連続再生 コードレスイヤホンマグネット搭載 Siri対応 マイク付き ハンズフリー通話 自動ペアリング iPhone/iPod/Android対応(ブラック)


【令和進化版 Bluetooth 5.0】なんて書いて売ってたやつをとりあえず。型番が書いてない。Amazonで1,851円だったんで「AMZ-1851」とか呼んでたけど、ペアリング画面では「Xunpuls-3」って表示される。(いま見たら2,599円とかに値段上がってる。なんだかわからんなあ)

この組み合わせで、スマホを繰る人々をギョーサン乗せた湘南新宿ラインがビュイーンと入ってくる池袋駅のホームで音飛び実証実験! これがバッチリ途切れない!!!(そりゃそうだよなー。そんなに音飛びするんならAir Podsとか売れるわけないよなー)

ということで! Bluetoothの音飛びで悩んでいる方!!! Bluetoothのバージョン5.0以上で通信できるように機器を揃えましょう!!!!!

という結論を出しつつ、ただ「AMZ-1851」(「Xunpuls-3」だってば!)は、なぜか音量の+-ボタンを単押しすると曲送り・曲戻しになってしまって、音量操作は長押しで行う仕様なんだけど、ギュイーンと動いてしまって(単押しできないので)超使いづらい。ネックバンド+ケーブルのデザインもちょっと大仰。そこでそのまま改札を出てヤマダ電機でヘッドセットの物色。
完全ワイヤレスは首にかけられなくて不便だと思ってるんで、左右ユニットがつながってるやつ。それも長過ぎないのがいいかなー、と。これにしました。

Amazon.co.jp: JVC HA-FX28W-B Bluetooth対応ワイヤレスイヤホン 防滴仕様 ブラック


JVC HA-FX28W-B。iPhone8ととの組み合わせでは、音量の変動幅がちょっと大きくて「こことここの間で聴きたいのになー」ってことになりましたが、それでもかなり満足。音楽を聴きながら出掛けるのが楽しくなった。
後日、これもSONYのチップに変えてみたんだけど、音量変動の悩みが少し軽減したかも。イヤーチップでも結構音質が変わるんですよねー。


(さて、この記事。ここまでが前座です。なげー。)


iPod nanoはその後、家族が有線で使ってくれてたりするし、中古の傷だらけWalkmanはともかく、せっかく買ったiPod touchがもったいなーい!! ウキウキで買ったんだよおおおおお!!!!

なので、これを部屋で音楽を聴くのに使えないかな、と。
iPod touchのD/Aコンバーターの音質にはあんまり期待しないとして、音楽再生専用のWindowsマシン(←音楽を聴くため「だけ」に使ってる)にデジタル信号のまま持っていくことができれば、これに繋いでいるONKYOのSE-U33GXVで高音質にアンプに出力できるんじゃないかなー、って。そのためには、そう! Bluetoothです!!!(あー、もう)

Amazon.co.jp: ONKYO SE-U33GXV(B) WAVIO USBデジタルオーディオプロセッサー ブラック


電波のかたまりこと湘南新宿ラインの前に敗れ去ったiPod touchのBluetooth 4.1接続だけど、自室で使う分にはそんなに混線の影響を考えなくてもいいだろう、っていう目論見で、いざ! iPod touch⇔Windows10の接続・GO!

音楽再生用パソコン(RYNA-AUDIO)にはBluetoothの機能が備わってないので、これのアダプターをまず購入。

Amazon.co.jp: 【2020 Bluetooth5.0】Bluetooth USBアダプタ ブルートゥースアダプタ子機 PC用/ナノサイズ/Ver5.0/1年保証 Bluetooth USB アダプタ Windows7/8/8.1/10 apt-X 対応 Class2 Bluetooth Dongle 超小型 Ver5.0 apt-x EDR/LE対応(省電力) Bluetooth USBアダプタ ドングル


「AMZ-790」(笑) 低い方合わせだから4.1まででいいんだけど、一応将来を見据えて5.0のものにしておく。(ところで余談。この手のUSB Bluetoothドングルって、Macに対応したものが全然ないんですね。まあMacは大体Bluetooth標準で備えてるだろうけど)

到着。ひと目でそのBluetoothのバージョンが目視できるデザインが素晴らしすぎる!

こんなもんのドライバーなんてぶっ刺してPnPで適当に認識されれば使えるんだろー、と言ってたらダメ。付属の8cmCDでセットアップしないとペアリングできない。で、外付けドライブとか持ち出してきてインストールしたら、サクッとペアリング。

……接続したけど。どうにも音を出す設定がどこにもない。

「🔎スマホの音をWindows10から出力する Bluetooth」なんて調べてみたら、それをやってる人はどうやらいる様子。
さらに調べると、「Bluetooth Audio Receiver」ってのがMicrosoft Storeにある。

Bluetooth Audio Receiver を入手 - Microsoft Store ja-JP
https://www.microsoft.com/ja-jp/p/bluetooth-audio-receiver/9n9wclwdqs5j

これを使うのね、って思って無料購入してみたんだけど、インストールボタンがアクティブにならなくて入れられない。

今回求めているパソコン側をBluetoothのオーディオレシーバーにする機能は「A2DPシンク(SINK? SYNC?)」なんていうみたい。A2DPはBluetoothでオーディオのやりとりをするプロトコル。自身が送信者になる「ソース」はWindows10に備わるものの、受信側になる「シンク」はWindows8で削除されてしまった、とかなんとか。

Windows 10をA2DPシンクとして機能させる方法はありますか?
https://qastack.jp/superuser/1199132/is-there-any-way-to-make-windows-10-act-as-a-a2dp-sink

どうも雲行きが怪しくなってきた。
しかし、さらに調べていると、まさにこの秋、その機能が復活する! とかいう情報も。

A2DPシンク機能がWindows 10で復活予定、スマホの音をBluetoothでPCへ。 - WPTeq
https://wpteq.org/windows/post-55910/

そこでちょっとサボっていたWindows Update(音楽再生専用マシンなので、通信の阻害で音が飛ぶのとかを嫌がるわけですよ)をかけてみる。

…………くそなげー(*´∀`)…………
(1時間ぐらい)

でも、入らない。この20H2バージョンってのは人(マシン?)によってWindows Updateに出たり出なかったりするみたい。
ということで「Windows10 更新アシスタント」とかを使って手動でUpdateしてみる。

…………げろなげー(ヽ´ω`)…………
(途中で寝たんで何時間かかったんだかすらわからない)

更新が終わったら、どうも「A2DP SNK」というのが追加されてる。でも、どうしたら聴けるのか。

そこで、さっきのMicrosoft Storeの「Bluetooth Audio Receiver」を見に行ったら、インストールボタンが煌々とお輝きに(思わず敬語)

(撮る前に押しちゃった。Candy CrushとかTwitterを買った覚えはない)
インストールの要件として、「A2DP SNK」が必要だった、というわけかー。
で、これを立ち上げて「Open Connection」なんてやったら、無事ONKYO SE-U33GXVからiPod touchの音が再生されたのでした。

音質はどうかな。いいんだけど、同じ曲をWinampで再生するほうがいい音質なような……(ここまで更新に時間かけておいて……!)これは引き続き要検証ということで。

とにかく、なんとか音声送信ラインを確保できました、っと。
この音楽専用機「RYNA-AUDIO」はスペックがWindows10ギリギリみたいなやつで、こないだからAmazon Musicのアプリがブツブツ音切れしたりしてるので、その役割をiPod touchに担わせるのがいいかな。膨大なiTunesライブラリのランダム再生をさせるのもいいかも。

てなわけで、ウキウキで買ったiPod touchが無駄にならなくて、よかった、よかった♪
(なげーよ!)
この記事のURL: