2008.8.16 (Sat)

ミジンコ大作戦〜ここにきて新種? 編〜

どうもミジンコほったらかし気味で、容器が乾いてきたりしています。
夏休みの間に整理しようと思って、ベランダにでかい容器を立ち上げました。
休眠卵とか、なんかいる可能性のある容器とか、全部放り込んでしまおうかなー、と思いつつ、ペットボトルをチェック!

う。なんか、ゲジョゲジョした虫が繁殖しまくってしまったボトルがある……!!

ちょっと植物プランクトンが見られるボトルに、動く点がありました。
これは検鏡してみないと、うかつに「放り込み」できないな。

そのボトルの底の方、堆積物の中にカイミジンコがいました。
x5の対物で(カメラのズームも使うから、倍率は意味ないかもしんないけど)。2mmぐらい?
ちょっと赤みがかった種類? それとも酸欠気味?
酸欠状態になるほど動物プランクトンが増殖できる環境では、捕食する魚が少ないということなので、ヘモグロビンを生成する種類がある。体色が赤みがかっても、捕食者に見つかる危険がない……ってことだったかな?
実際、ペットボトル内に魚類はいないし、植物プランクトンがそんなに多くないから、酸素は不足気味かも。
カイミジンコにもそういう種がいるのか、分かんないけど。

そして肝心の「動く点」。スライドグラス上でも単なる点にすぎず、泳ぎ回らないように水滴を小さくしていく段階で失いそうになる……。
マルミジンコ(多分)? x10の対物。成体の全長0.35mmとか、そんなん。
前に湧いてきたハシミジンコに似てるけど、もうちょっと丸い。
ハシミジンコと同じく体調が小さいので、消化器の全長を確保するため、腸が体内で回転してます(大型のミジンコは、腸がまっすぐ)。

ペットボトルの中で微かに動いたチリみたいなもの、顕微鏡で拡大すると、しっかりミジンコなのがすごい……。
また、純粋培養的なことをしようとすると大変なので、このボトルは、成り行くままに放置してみたいと思いますわ。
肉食のカイミジンコと同居だけど、今、このボトルがこうなってるということは、なにかいいバランスがあるのかもしんない。
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