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2017.11.14 (Tue)

顕微鏡接続 - 偏光

ちょっと前の作業のことですけど。備忘録。
顕微鏡とカメラがうまく接続できてきたので、何を撮って遊ぼうかと検索していたところ、こういうサイトを発見。

Alcoholic Cocktails Under a Microscope (30 pics)
http://acidcow.com/pics/9072-alcoholic-cocktails-under-a-microscope-30-pics.html

酒好き必見、ビールやワインやカクテルを結晶化し撮影した美麗な顕微鏡写真 - GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20100626_booze_art/

おお、こりゃやってみたい(安易w)

「薄い膜のような結晶に偏光を照射することにより得られる干渉色とのことです。」って書いてある。偏光顕微鏡、ってやつか。

「偏光顕微鏡」ってのは、コンデンサ側と、対物・接眼レンズ側に配置した二枚の偏光板で、間に挟まれた試料を通した光の屈折(?)を観察することができる、ってもの(↑でエラそうに「偏光顕微鏡、ってやつか」、とか言ってるけど、急遽、調べた)。
なるほど、二枚の偏光板を90°ずらして配置すると全ての光を遮断するけど、試料が屈折させた光だけが透過してくる、ってわけか。
検索すると安いものから高いものまでいろいろ出てくるんだけど、なんとか今の顕微鏡で実現する方法とかはないのかねえ、なんて思案しまして。

そういえば、接眼レンズを清掃しようと思ったときにでてきた薄い半透明な板。「前の持ち主が、減光に使ってたものかな」なんて思ったけど、これ用のやつだったんじゃ???
外しておいたものを、液晶モニタにかざしてみる。液晶モニタっていうのは、仕組み上、一定方向の光の波長しかない(偏光)ので、これが偏光板なら、向きを変えることで透過したり遮断したりするはず……


おおっ!!

では、これを接眼レンズの中に戻して、コンデンサ(光源)側には、一眼レフに使うために買ったC-PLフィルターがあるので、これを配置してみる。

両者の通す光の向きが同じ状態(ヨドバシで購入したテンプレートより「蝶の翅」)。


C-PLの方の角度を変えてみる。

なんか光ってる???

これか?! こういうことか???!!

接眼レンズ内の偏光板は、床に落としてしまって少し目立つキズがついたので、Amazonで偏光板セットを購入。
スライドグラスに赤ワインを垂らしてちょっと乾かしてみたものを見てみたら……


こんな感じかっ??(いろいろトントン拍子で怖いw)

あとは、リンク先の画像がどれぐらいの倍率で撮られたものなのか……。
結晶のでき方を考えると、こういう感じの一部分を高倍率で撮るのかもしれない。

(↑こんな感じで?)
しかし、いまのところ、対物レンズが高倍率になると焦点深度が浅すぎて、あんな風にフラットに撮れない、というのと、接続しているコンパクトカメラ(P340)がスローシャッターに対応できず、画面が暗くなるシーンで高画質に撮影できない、という問題が。
一眼レフを接続できればいいかな。自重が重いからいろいろ難しそう。
この記事のURL:

たまにはデジスコ

デジスコ一年以上ぶりになってしまいました。カメラユニットを顕微鏡で使いはじめたのと、ちょっと年始ごろに使うための写真が欲しくて、思い出したように復帰。某公園。

コサギさんがスコープの要らない距離で出迎えてくれた。
「あら、あなた久しぶりじゃない」

リハビリなので、デジスコでもお願いします。
「しょーがないわね」

あざっす。

去年にくらべて、オオバンさんが大量に増えてた。

渡ってきたのかな、留鳥として増えてるのかな。夏場も来ないとダメね。

ここはヒドリガモが多い。

アメリカヒドリと混じっちゃってる個体が多い印象があったけど、今日は見なかったかな(あ、でも、手前のやつどうだ?)

セグロセキレイ。

ちょっと露出オーバー。デジスコをやっていると、背景が空抜けのときと水面のときで露出がエラく変わるので、そのときの天気に応じたマニュアル露出に設定して安定を図る、ということも有効かな、なんて思った。このあとやってみたけど、ありかもしんない。

ムービーも撮ってみまして。

(MP4-H.264 9.6MBぐらい)
しっぽカワイイ(・∀・)♪

ユリカモメ。

顔が横向きになったカットも撮れたけど、正面がいいw

少し、水場から陸の方へ歩く。

シイの実。スダジイかな。

前に「この木が美味しいんだよ」って教えてくれた人がいまして。土をこそげて奥歯でガリっと割る。

虫食いが多かった中で、無事なやつ発見。良い子はマネしたらダメですよっ。
ヒトは生のどんぐりをあんまりまともには消化しないかな。あと、どんぐりアレルギー(?)が(多分)あって、食べると喉がちょっと痒い。
シイはうまいです。マテバシイもまあいける。カシ系ナラ系は苦い。やばい苦い。ドバトは余裕で食ってたけどΣ(・∀・)

ギョエギョエ声がする。オナガの群れ。でも、なかなか撮れるところに出てきてくれない。留まり時間も短い。

オナガらしさのない、トホホ写真。「オ」がないとなあ。目もどこにあるんだか。

メタセコイアのところ。気持ちいい。

上の方にシジュウカラとかコゲラがいそうだけど、このシーンで探しても撮れない。高すぎる。

カワセミポイントに到着……するも、ちょっと場が荒れていて、カワウとアオサギの糞尿で水質が悪化していて、会えそうな雰囲気じゃない。常連さんっぽい人が何人か来たけど、ここは荒れちゃったねえ、と、すぐに退散してた。しばらく待ってみたけど、うーん、ダメ。
カワセミって、意外と「清流」って感じのところじゃなくてもいるようだけど、どれぐらいの環境までは来るんだろうね。

立ち去ろうとしたら、木のてっぺんにモズ隊長。

また、そこの空抜けはむずかしい。

秋らしいヒヨドリ。

こういう引いた構図で撮りたいと思ったとき、周辺減光が気になる。
今のクリアランスセッティングは、望遠端でレンズエラーが出ないようにするかわりに、中間位置よりちょっと広角ぐらいの位置で減光がある。あと2mm詰めたらどんな感じかな。業者出力による3Dプリンタによる出力パーツで接続してるんだけど、伸ばすのは58mm延長リングなんかでできるから、詰めて作ればよかった。

しばらく、木にはヒヨドリ水にはオオバン、という道を歩いて、別のカワセミポイントへ到着。到着してすぐに、飛び立って去っていくのを見た。おお……。

今回の(というかいつもの)もうひとつの目的である近くのうなぎ屋。平日とはいえ混む前に入りたい、ということで、ちょっとそこそこに様子だけみて、デジスコをしまおうか……お、キセキレイ!

背景ごちゃごちゃ。もうちょっといい位置にいたときのはピントが追いつかなかったの……。

さて、腹ごしらえ。

脂と甘みと香ばしさの美味しさ。うなぎは川の魚なんだ、っていう雰囲気を残した感じで好きなのです。ダメな人はいるかもだけど。

さて、午後の部開始! と思ったら雨、雨、雨ーっ。

デジスコセットをしまって屋根のあるところでしのいでいたら、キセキレイが飛来(しまっちゃったから画像なし)。さっきのとは別の個体かも。
このキセキレイが水面上でカワセミとチェイスやってた。そのせいか、今日はカワセミチャンスなし。しょーがないかー。

小降りになったのでふたたびデジスコセットしたら、そのキセキレイ?(後日追記:これ、ハクセキレイの若鳥、かな?)

いいところに留まってくれた。
よくみると雨粒が写ってる。こういうのを消すか消さないかは迷う。

↑の背景になってるピラカンサス(?)はヒヨドリの群れのおやつ。

ぱくり。

ハクセキレイもきた。ZOZOマリンスタジアムのあたりでもよく見るw

セキレイ祭りだったねえ、今日は。

さて、天気も安定しないので、こんなもんですかねー。足元から冷えてきて、傷めている膝&腰にも悪いっ。カワセミに後ろ髪ひかれるけど、近いうちにリベンジマッチやるぜ。

使用機材:Nikon Fieldscope ED82 + 16x/24x/30x wideDS + COOLPIX P340
BENRO GH-1 + Velbon GeoCarmagne E535

デジスコは背景によって測光がだいぶ違うし、マニュアル露出にセットして歩くのは有効かもしれない。ISO800で撮ってみてたんだけど(一部1600?)、やっぱりすこし粗い。でも、歩留まりがいい。悩ましい。しかし、P6000とかでやってたころに比べるとやりやすくなったねえ。

出会った鳥:スズメ、ハシブトガラス、コサギ、オオバン、ヒドリガモ、ドバト、セグロセキレイ、ユリカモメ、ハジロカイツブリ、ダイサギ、オナガ、ヒヨドリ、アオサギ、カワウ、モズ、シジュウカラ、コゲラ、カワセミ、ゴイサギ(ホシゴイ)、キセキレイ、ハクセキレイ……あとなんかいたかな。結構いろいろ会えたね。

(追記:あと、カルガモがいた)
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